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AIが不動産取引にまで進出する日は来るのか?

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AIが不動産取引にまで進出する日は来るのか?

マンションレビューを運営する(株)グルーヴ・アールが、独自開発をしたAIを用いて、マンションの現在の販売価格が適正なのかをレポート化するコンテンツを公開したと発表した。不動産取引に不慣れな一般消費者が、購入後に相場より高かったことを知った経験があるという声をもとに、誰もが適正相場を簡単に知ることが出来、不動産購入で後悔をしないためにサービスの提供を行っていくということである。AIによる金融商品のロボットアドバイザー投資はここ最近普及してきているが、2017年6月現在、不動産に関してはグルーヴ・アール社調べでは日本初とのことである。

一生に一度マイホームの取得時にしか不動産取引を経験しないような方にとっては良い サービスだと思う。また、自分の不慣れなエリアの物件の目安を把握したい場合や、すでに 保有している物件の現状を参考として知るのには良いツールだと感じた。実際に私自身がすでに賃貸用として保有している物件について利用してみたが、新築時からの騰落率や同じ建物の過去の取引事例、坪単価、想定賃料等、思ったよりも細かに情報が提示されたので、自分の保有物件(区分マンション)の現状を目安として知りたいという方は、一度試してみる価値はあると思う。(マンションレビュー:http://www.mansion-review.jp/

ただ、このようなツールが出てきたからと言って、不動産取引が大きく変わることはないと考えている。不動産の価格は、金融商品のようにどこの証券会社で購入しても価格が同じ 性質のものではないため、あくまでも過去のデータを元にした推定の参考相場価格に過ぎないものだからである。世界に一つしかない物件を「なぜ売却したいと考えているか」という売り主の意向や、建物の過去の修繕履歴など含めて確認する。投資物件であれば賃料を確認し利回りがどの位取れるのかを確認する。そういう確認を踏まえて価格の希望を双方ですり合わせてお互いに納得できる金額で売買を行うという、人間らしさのあるやり取りがAIに取って変わられることはないだろう。

AIは誰がやっても代わりがきくような分野、膨大なデータをまとめあげて数値資料として提示するような役割では人間より有用な存在だと思う。個別性の強い不動産取引においては、AIデータに振り回されず、取引の主人公になる私達自身が不動産を見る目を養い、適切なタイミングで適切な判断を下せるように日々準備を怠らないことが大切であると私は考える。

参考:2017年6月15日 マイナビニュース
http://news.mynavi.jp/news/2017/06/15/196/

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