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なぜ株高が進んでも円安にならないのか?を分かりやすく解説

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なぜ株高が進んでも円安にならないのか?を分かりやすく解説

日経平均が20年10ヶ月ぶりの高値をつけ、2万1000円(執筆時点)に迫る好調さを見せている。

これまで日本株が高くなると円安に進むという定石パターンを見せていたが、この記事を書いている13日時点では1ドル=112円と10月に入って横ばいが続いている。なぜ、これまでの「株高=円安」という構図が崩れているのか?投資家の心理はどう変化しているのか?

最近の日経平均高値の理由

まずは日経平均が高値をつけている理由について知っておきたい。

2017年度は日本だけでなく、世界の主要国の経済は好調だ。アメリカのダウ平均株価は今月に入って最高値を更新、ヨーロッパでもイギリス株やドイツ株に高値をつけおり、景気の拡大はグローバル規模で起こっている。

また、北朝鮮がミサイルを打ち、核実験をする度に下がっていた日経平均だが、このところのミサイル慣れやレッドラインを超える材料が少なく地政リスクが低下している。

このように日本の株式市場をとりまく環境の変化により、最近の日経平均株価上昇が形成されているのだ。

株高で円安が進まない理由は海外投資家と、株価上昇率

ではいよいよ本題に入っていこう。日経平均に高値が付いているにも関わらず、なぜ円安が進まないのか?その理由を理解するにはアベノミクス相場初期を見ればいい。日経新聞の記事にこのようにある。

“当初、大規模な財政出動と金融緩和の両輪で金融市場は円安・株高に沸いた。日経平均株価が当時の高値を付けた15年6月、米利上げ観測も追い風に円相場は1ドル=125円台と約13年ぶりの水準まで急落している。”

お分かり頂けるだろうか?アベノミクス相場が形成された数年前には、「株高=円安」と公式通りになっていたのだ。数年前と現在とでは「株価上昇」という状況は同じなのに、現在は円安に進まないのは「海外投資家」と「株価上昇率」という2つのキーワードがある。

“日経平均株価は12年末から1年間で5割ほど上昇したが、今年は1割弱。変化率だけでみれば、大きくない。”

とあるように、数年前の日経平均は一年間で5割という急激な上昇を見せた。これにより、海外投資家は保有する日本株を売却し、そこで得た日本円を自国通貨に買い戻すという行動につながった。「株価が大きく上昇する→円を売って自国通貨を買い戻す」という流れができることで、「株高=円安」となるわけだ。

だが、今年は年初から日経平均株価は高く、その上昇率は記事の中にもある通り1割弱。上昇はしたものの、伸び率が高くないために円を売却して自国通貨を買い戻す需要がそれほど伸びなかったと見られる。

株式投資の世界は複雑系だ。「株高になると必ず円安」といったようなルールに囚われてしまうとうまくいかない。経済をとりまく状況は刻一刻と変化しているので、その時々の正しい情報を仕入れ、株高(株安)になっている理由を分析して投資をしていくことが重要だ。

引用元:
https://www.nikkei.com/article/DGXLASGF11H06_R11C17A0000000/

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