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まだ間に合う!これから始める人のための仮想通貨入門│第8回 世界の資産運用フェア パネルディスカッションレポート

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まだ間に合う!これから始める人のための仮想通貨入門│第8回 世界の資産運用フェア パネルディスカッションレポート

「第8回 世界の資産運用フェア」 パネルディスカッションレポート

Session9 まだ間に合う!これから始める人のための仮想通貨入門

■日時:2018年6月24日(日) 17:00〜17:30(30分)
■開催場所:大手町サンケイプラザ4Fホール
■モデレータ:内藤 忍 氏
■ゲストスピーカー:ミアン・サミ 氏
■レポーター:湯浅 悦範


 

Session9ではいよいよ仮想通貨についてディスカッションが行われました。

2月3日に開催された「第7回 世界の資産運用フェア」ではコインチェックのNEM流出事件の直後であったためか、多くの方が仮想通貨の情報を求めて来場されました。2018年から仮想通貨の相場は停滞しており、去年の加熱したブームは見る影もなく、恐怖と不安がこの業界を覆っている状況です。果たして「仮想通貨バブル」は崩壊したのか?
筆者も個人投資家として不確実な情報に翻弄されているので、気になるところです。

これまでのパネルディスカッションでは着席スタイルでしたが、開始直前にミアン・サミ氏から提案があり、急遽スタンディングでのディスカッションという新しいスタイルとなりました。スタンディングの経緯については、こちらの内藤忍氏のブログに書いてありますのでぜひご覧ください。

ゲストのミアン・サミ氏は外資系金融機関の経験を経て独立。現在はブロックチェーン(分散型台帳)技術の業界で活動しています。専門領域は経営、金融教育、投資、ファイナンシャル・プランニング、不動産、仮想通貨と幅広い知識と経験を持たれています。

このSessionのタイトルは「まだ間に合う!これから始める人のための仮想通貨入門」となっていました。
筆者がこのタイトルから想像するに、仮想通貨の基本的な考え方(取引所とウォレットの違い、マイニング、ICOの注意点)などがディスカッションされるのかと想像していました。しかし、内藤氏とミアン・サミ氏のスタンディングによるディスカッションでは、より壮大で奥深い内容となりました。

「仮想通貨」とは言わない!「暗号資産」だ!

まず、冒頭から衝撃的な発言がミアン・サミ氏よりありました。
もはや「仮想通貨」とは言わない、「暗号資産」と言うのです。
通貨というお金の位置づけから資産という位置づけへと、ものすごいスピードで業界は変化しているそうです。
これは、一般の個人投資家もなかなか知り得ないことです。

ご存知のように最も有名な元祖・仮想通貨はビットコイン。このビットコインで最初に値上がりが注目され、投機目的で多くの人々が参入していきました。
高騰と暴落で世界のニュースを賑わせ、億り人と言われる億万長者は出した現象・・・しかし、これはブロックチェーン技術の第1世代に過ぎず、現在このブロックチェーン技術の業界は第4世代までにイノベーションは進んでいるそうです。

2018年、仮想通貨の相場は停滞気味ですが、これは業界にとってある意味プラス材料だそうです。
イノベーションが進みながら法規制される準備期間とも捉えることができ、逆にこの期間がなければイノベーションや業界の発展は起こり得ないのだとか。
これまでは仮想通貨の相場にばかり注目していましたが、これからは技術についても注目が集まるだろうと、熱く語っていました。
これに対し内藤忍氏は「バブル崩壊と判断するのは時期尚早、もはやビットコインが上がった下がったで騒ぐ段階ではないのでは?」とコメントし両者のパネルディスカッションはテンポよく進んでいきました。

なぜ、マネックスはコインチェックを買収したのか?金融業界の参入

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コインチェックのNEM流出事件後、4月にマネックスがコインチェックの買収を発表したことは記憶に新しいと思います。ミアン・サミ氏はマネックス社長の松本大氏に対して、その理由を直接聞いたことがあるそうです。

世界的にみても金融業界がブロックチェーン技術の世界に参入しています。例えばゴールドマン・サックスもビットコインのトレーディングデスクの参入を発表するなど、ウォール街は仮想通貨に懐疑的ではありながらも、徐々に対応していいる状況です。優秀な金融業界のプロたちは法整備を静かに待ちながら、この業界への参入については虎視眈々。非常に前向きでると捉えることができます。

マネックスもその例外ではなく、このタイミングで一気に参入を仕掛けていく必要があったようです。この業界の変化スピート非常に早く、数ヶ月を経過するだけでイノベーションは進むと言われています。このタイミングを逃すと周回遅れとなり、業界内で成長するのは非常に困難だと判断されたのだとか。早期にネット証券をスタートして成功したマネックスが、ブロックチェーン技術や仮想通貨について、遅れてはいけないと参入してきたのです。ミアン・サミ氏は、こんな買収の舞台裏もSessionの中で織り交ぜて話してくれました。

正しい情報が必要であるが、悪意のあるニセ情報も多い業界 どうしたらいい?

この業界の特徴としては、不確実な情報や悪意のあるニセ情報が多く、個人投資家としては損失につながるので悩ましいところです。それについても、両氏は言及されました。

まず、このブロックチェーン技術や仮想通貨の業界は黎明期であり、インターネット上でも肯定意見と否定意見が様々であること。さらに、法整備が完全ではないため、必ずしも共通言語がなく、定義や解釈も異なるということです。例えば、国によって肯定否定もありますし、スイス規制下とアメリカ規制下では使う言語が異なるのです。これを前提として理解する必要があります。

さらに、ミアン・サミ氏はこう続けました。「そもそも、分散型台帳技術とは?定義付け出来る人は少ない」「分散型台帳技術における、コンセンサスアルゴリズムの一つがブロックチェーンにすぎない」「分散型台帳技術により、信頼がないのに取引ができるようになる。例えばAmazonやグーグルがなくても取引できるようになる」

おそらく、このあたりの部分が「仮想通貨とは言わない、暗号資産だ!」と言っている根幹の部分になってくるのではないでしょうか。当然、AmazonやGoogleも対応するとは思いますが、その中に身を置けば下克上を起こせるので、日々エンジニアたちはイノベーションを起こし、機関投資家たちはそれに注目するのでしょう。

ブロックチェーン技術の次 ハッシュグラフ

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そして、ミアン・サミ氏が注目して携わっている新しい技術である「ハッシュグラフ」。これはブロックチェーン技術を超えると言われています。このハッシュグラフこそが第4世代に位置づけれるものだと語りました。

第1世代が通貨としての機能(ビットコイン)→第2世代が通貨以外の金融取引機能(イーサリアム)→第3世代がスマートコントラクト→第4世代がハッシュグラフです。より堅牢性が高くてスピーディー。ブロックチェーンを超える技術です。既に第4世代まで誕生し、「新たな市場が形成されるだろう」と予測しました。

個人投資家は仮想通貨に関わるべきか?そのメリットは?

このSessionはタイトルとは大きく乖離してしまいましたが、業界の最先端を垣間見える深い内容でした。ビットコインが高騰した暴落したの時代は既に周回遅れであることを、まざまざと感じさせてくれるくらいインパクトの強いものでした。

確かに、2017年の仮想通貨ブームは買ってガッチリホールド(「ガチホ」という)していれば上がる年でした。つまり、取引所の全銘柄を「分散投資た!」という理由で買っておけば、資産が数倍になったのです。極端な話、朝起きたらお金が増えていたという有り得ない状況です。

しかし、相場の様相は激変し、ホールドしているだけで勝手に資産が増える時代は終わったと思います。ICOにいても同様で、多くのICOは詐欺でることと、有価証券に該当するかという規制問題が浮上しています。そのICOテクノロジーが本当に問題解決になるのか、見極める必要があります。筆者の観点ではありますが、やたらとFacebookやYouTubeで広告を打っているICOについては懐疑的です。裏を返せば資金集めに必死だから広告を打つのです。

では、個人投資家は今からでも仮想通貨に関わるべきなのか?ミアン・サミ氏曰く、それは「イエス」。
何かに投資をすることにより、アンテナが立つ。でもその仮想通貨は上がらないも知れない、買ってそのままではなく、研究をしていくことが大事なのだとか。

内藤忍氏も仮想通貨へのスタンスは当初から一貫していて、アセットアロケーションの一つとして仮想通貨は保有するというのは変わっていません。

イノベーションが始まったばかりの仮想通貨に身を置くには、単なる値上がりを期待する投機スタンスではなく、日々アンテナを立てて知識欲を満たそうという意識が重要です。それが結果的に未来でのリターンにつながるのだと思います。(レポーター:湯浅 悦範)

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第9回 世界の資産運用フェア

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