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投資とは?初心者にわかりやすい簡単解説

あなたは「投資」と聞くと、何が思い浮かびますか?

「怪しい」「怖い」「損しそう」

こんなネガティブなイメージをお持ちの方も多いのではないでしょうか?逆に、「自分の価値を上げるために必要なこと」といった自己投資が浮かぶポジティブなイメージをお持ちの方もいると思います。
本記事を読むことで投資に関する基礎知識が学べます。また「初心者にありがちな投資に対する誤解」についてもわかりやすく解説しますので、ぜひ最後までご覧ください。

リスク=危険ではない

みなさまは、「リスクをとる」という言葉を聞いて、どんなイメージが浮かびますか?
そもそも日本人には「リスク=危険」と解釈している人が多いように思いますがこれは誤解です。

リスクとは

では、リスクとは何なのでしょうか?
金融用語としての「リスク」とは「不確実性」を指します。つまり、リスクとはポジティブ・ネガティブ共に「予想通りにいかない可能性」のことなのです。
投資におけるリスクには、さまざまな種類があります。ここでは3つのリスクについてご紹介しますので見ていきましょう。

①価格リスク

価格リスクとは、購入時の価格に対して、売却時の価格が値上がりしているか値下がりしているかが不確実であるリスクを指します。例えば、スーパーで100円で売っているリンゴが、翌日も100円で売っている可能性は高いですですが、1ヶ月後も100円で売っている可能性は低くなります。これは気候における収穫量や需要によって、価格が常に変動するためです。この場合は、翌日よりも1ヶ月後の方が価格リスクは高くなると言えます。

②金利リスク(金利変動リスク)

金利リスクとは、購入時の債券価格に対して、満期前に売却する際、その債券の市場価格が金利変動の影響により値上がりしているか値下がりしているかが不確実であるリスクを指します。金利変動リスクと呼ばれることもあります。

③流動性リスク

流動性リスクとは、売買の需要と供給が少ないことで取引が成立せず、売りたいときに売れる可能性が不確実であるリスクを指します。

投資とは

リスクについての理解が深まったところで、今度は「投資」について考えていきましょう。
投資とは「将来の利益を期待して自分の時間や自己資金を投じる行為」を指します。これをもう少し金融用語を使って説明すると「リスクをとってリターンを取りにいく行為」となります。
投資には、リスクがつきものです。リスクとリターンは表裏一体の関係にあると言われています。
つまり不確実性(=リスク)が高いほどリターンが大きくなるということです。
不確実性をどこまで許容できるかを「リスク許容度」と呼びます。一般的に、リスク許容度は、投資の知識を身につけることによって広がっていくと言えます。
例えば、悪天候が続いたら、その影響を受ける野菜が高くなりますが、これは天候が野菜の成長にどう影響するかという知識があるからこそ理解できるメカニズムですよね。投資においても同じで知識が高まれば高まるほど、リスク許容度の範囲が広がるのです。

投資の種類

次に、投資の知識を高めるためのファーストステップとして「投資の種類」を4つご紹介します。

①株式投資

株式とは、株式会社が事業を運営するための資金として出資してくれた人に発行する証券です。
株式投資は、株式に出資することで、その株式の値上がり益や配当金などによって利益を得る投資手段です。

②債券投資

債券は、国・地方公共団体、企業等が、投資家からお金を借りるときの証書として発行されます。
債券投資は、債券を購入することで、債券発行者からの利子を受け取りながら、償還日には元本を償還してもらう投資手段です。
債券にはさまざまな種類があり、また償還までの期間や利率もさまざまです。満期まで保有することもできますし、途中売買することも可能です。

③コモディティ投資

コモディティ(Commodity)とは「商品」を指す言葉です。
コモディティ投資とは、商品先物市場で取引されている原油やガソリンなどのエネルギー、金やプラチナなどの貴金属、トウモロコシや大豆などの穀物といったようなコモディティ(商品)への投資手段です。

④不動産投資

不動産投資とは、マンションやアパートなどの不動産を購入して運用することで利益を得る投資手段です。

投資に対する初心者のありがちな誤解

本章では、投資初心者が誤解している3つの項目についてご紹介します。

①お金は汗水たらして働いて稼ぐもの

日本人には、お金は楽して手に入れることは悪で、汗水たらして働いて手に入れることが美徳だという意識があるように思います。
しかし、フランスの経済学者でトマ・ピケティ氏が「r>g」という数式で指摘したように、資本主義社会においては、働いて収入を得ることよりも、資産運用をした方が有利であることがわかっています。
もちろん、汗水たらして働いて稼ぐことが悪いとは言いませんが、お金を増やすためには資産運用の知識も必要であり、両者をバランス良く考えていく必要があるのではないでしょうか。

②投資はお金持ちがやること

「投資はお金持ちがやること」「日々食べていくだけ大変なのに、投資に回せるお金なんてない」
投資を始めない人の特徴として、このような意識をお持ちの方が多いように思います。
しかし、このような意識でお金を増やすことができるのでしょうか?
お金が増える人は「お金があるから投資をする」ではなく、「投資をするからお金が増える」という意識を持っている人が多いと思います。今やネット証券を使えば、100円からでも投資信託を購入することができます。「100円だけ投資しても意味がない」と思われるかもしれませんが、大事なことは金額ではなく「まずは投資してみる」という行動です。行動を起こすことで視野が広がり、意識が変わり、未来が変わるのです。やらない言い訳をせずに、まずは行動してみましょう。
投資信託の購入方法は下記記事で詳しく説明していますので本記事と合わせてご覧ください。

③投資はリスクが大きすぎる

「リスク」については冒頭でも説明しましたが、リスク=危険ではなく「不確実性」です。
しかし、「投資はリスクが大きすぎる」という考え方におけるリスクには「危険」という意識があるはずです。すなわち「投資=危険」という意識です。リスクとリターンは相関関係にあると言われています。これは不確実性が高いほどリターンが大きくなるということです。逆に捉えるとリスクの低い投資も存在するという事です。実際のところ、リスクの低い投資としては、国債やMMF(マネーマーケットファンド)など色々ありますが、こちらはまた別の記事としてご紹介したいと思います。
結論として、投資のリスクは低いものから高いものまでさまざまなのです。

「リスクを取らないリスク」についても認識しよう

日本円の定期預金は、為替リスクもなく、一定金額までは元本保証で、一般的にはリスクの小さい資産と考えられています。
しかし、これは円貨での名目の価値が安定しているだけに過ぎません。
元本保証とは額面上の金額が目減りしないだけです。もしインフレになれば、預金の実質価値は目減りしていきます。また円安になれば、円の価値は他の通貨より小さくなり、貨幣価値が相対的に下落することになります。つまり、元本保証の預金には「リスクを取らないリスク」が内包されているのです。
リスクを取らないことによって、リスクが高まっていく・・・そんな事にならないように、投資について理解を深めてリスク許容度を増やしてみませんか?

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