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資産運用をしない方がいい人ってどんな人?特徴5選をご紹介!

資産運用は将来のために重要な手段の一つですが、実は全員に適しているわけではありません。この記事では、「資産運用を避けた方が良い」と考えられる特徴を持つ人を5つに分けてご紹介します。ご自身に当てはまるか、ぜひチェックしてみてください。

資産運用のメリットとデメリット

2024年に新NISAがスタートしたことで、資産運用に関心を持つ人が増えました。とはいえ、資産運用は、闇雲に始めれば良いものではありません。そこで、最初にメリットとデメリットを抑えておくことが大切です。

資産運用のメリット

長期的な資産形成

資産運用のメリットは、長期・分散・積立の原則を守ることで、長期的な資産形成ができることです。
長期・分散・積立の原則を守る資産運用は、1年などの短期間で成果が現れてくるものではありません。期間としては、10年、20年、30年、それこそNISAの非課税枠と同じく無期限のように、長く行えば行うほど、いわゆるリスクは低くなります。ここでいうリスクは、危険という意味ではなく、収益のブレ幅のことです。例えば、1年という短期間で見た場合、年によっては、大幅に上がる可能性も下がる可能性もあります。ただ、相場は上がり下がりを繰り返すので、長期に資産運用を続けることで、資産運用の成果は、上がった年、下がった年、の平均に落ち着いてくる可能性が高くなります。この成果は、上がった年も下がった年も変わりなく一定額ずつお金を投じ続けることで発揮されやすくなります。つまり、買う時期を分散して、コツコツと積立投資を行うことが、リスクを抑えることにつながるのです。これをドルコスト平均法と言います。このドルコスト平均法を活かしながら、長期・分散・積立投資を継続することで複利効果も享受することができます。

複利効果とは?

雪だるまをイメージしてみて下さい。作り始めた時は、小さな玉ですが、雪の上を転がしている内に、最初の小さな玉はどんどん大きくなっていきます。この雪だるまが大きくなっていくのと同じプロセスが複利効果のイメージです。つまり、資産運用している途中で、配当などの利益を受け取らず、産まれた利益と積立分を合わせて運用に回すことで、資産が大きくなるスピードが、年を経るごとに速くなるのです。要は、継続すればするほど、雪だるまの玉に当たる資産が大きくなるので、効果を実感しやすくなるということです。そのためにも、長期の資産形成が大切なのです。

マネーリテラシー向上

また資産運用を行うことは、マネーリテラシーの向上にもつながります。自分で実際にお金を投じて資産運用を行うことで、世の中の経済の動きに興味関心が湧いてきます。資産運用にお金を投じることは、経済活動の一端に関わる行動にもつながります。そこで学びを深めることでマネーリテラシーもあがり、資産運用を続けることの楽しさや、税金についての知識などへも関心が広がっていくのです。イデコやNISAのような非課税の制度を活用することのメリットが分かりやすくなってくる、と言い換えても良いかもしれません。

 資産運用のデメリット

ここまで良いことばかりを書いてきましたが、資産運用のデメリットにも触れておきます。
資産運用のデメリットは、元本割れのリスクがあることです。先ほど伝えたように、長期で続けるとリスク(収益のブレ幅)は抑えられるのですが、相場があり、日々値動きがあることで、投じたお金よりも下回る可能性もある。この点は、資産運用のデメリットとして捉えておいて下さい。

資産運用をしない方がいい人の特徴5選

資産運用のメリットとデメリットをお伝えした上で、資産運用をしない方がいい人の特徴を5つあげたいと思います。

①少額でも投資資金を捻出したくない人

このタイプの口癖で多いのが、

「お金が貯まったら、資産運用を始めようと思っている」
「収入のほとんどが毎月の生活費に回ってしまうので、運用するお金が残らない」

という内容です。あなたはあてはまっていませんか?そのようにおっしゃる気持ちは分かりますが、このセリフを聞くたびに、「順番が逆ではないか?」と思います。

つまり、

  • 毎月の収入が入ったら、先に貯蓄や資産運用に回すお金をよけて、残りのお金で生活するスタイルにする
  • 資産運用は、まとまったお金がある人がやるのではなく、毎月少しずつでもお金を資産運用に回して継続した結果、まとまったお金になる

ということです。その点も踏まえると、収入の多い少ないにかかわらず、資産運用にお金を回そうという気持ちが薄く、少額でも投資資金を捻出しようと努められない方は不向きだと感じます。

②現金以外は信じられない人

モノを買ったり、サービスを受けたりする時の対価は、現金で支払うことになります。なので、現金を手元に置いておくことで安心感を抱く気持ちは分かります。ただ、インフレ傾向にあり、元本保証と言われる預貯金にお金を置いておいても低金利でお金が殖えにくい昨今においては、必要最小限のお金以外を株式や投資信託、債券などに置き場を変えることが、身を守ることにもつながると感じます。ただ、頭では分かっていても、損するかもしれないから現預金以外にお金を置きたくない、という方もいらっしゃると思います。そのような方は、資産運用には不向きだと感じます。

③中長期目線でのコツコツ投資が難しい人

資産運用のメリットの所でも触れましたが、資産運用は、長期・分散・積立が原則です。その点で、目に見えた成果が現れるまでには時間がかかるので、中長期目線で投資を継続することが必要になってきます。だからこそ、すぐに結果を出したいと思う人、短期間で利益を出して儲けたいと思う人などは、資産運用には不向きだと感じます。

④勉強したくない人

長期・分散・積立の長期投資を行う場合、一度つみたての設定などをしてしまえば、その後日々何かをするようなことはありません。四半期とか半年、1年ごとに確認すれば良い、ほったらかし投資という側面があります。とはいえ、資産運用、投資商品、経済のことなどの、基礎的なことは、学び知っておくことは必要です。これは、勉強してからでないと、資産運用を始めてはダメということではありません。仮に今、知識がなかったとしても、今後学んでいこうという気持ちがあれば大丈夫です。資産運用において、やってはいけないことの1つに、他者の話を鵜呑みにすることがあります。周りが良いと言っているから、という理由だけで、投資する対象を自分で考えずに選んでしまうようなケースです。周りの意見を聞くことも大切ですが、最終的には、資産運用は自己責任です。だからこそ、勉強する気持ちは大切にして欲しいですし、その気持ちが弱いのであれば、資産運用に不向きだといえるでしょう。

⑤極端にメンタルが弱い人

「昼間仕事している時でも、値動きが気になって仕方がない・・・」
「少しでも損失が出ているのを見ると、気持ちがどきどきして落ち着かない・・・」

長期・分散・積立の長期投資は、1度設定してしまえば、日々相場と向き合わずに、ほったらかしでも良いと思います。ただ、そうは言っても、相場がある以上、日々の値動きをニュースやネット、新聞などで目にする機会はあります。そうなると、「今、自分が運用している資産の残高はいくらになっているのだろう・・・?」という想いが湧くのは、人間の感情として、自然なことだとは思います。
とはいえ、長期投資の資産運用の場合、短期間では成果がでないので、日々の値動きに一喜一憂するようでは、精神的に疲れてしまいます。資産運用を続けることは、日々の細かな値動きや短期的な損益を気にしていては、継続できず、将来的にまとまった資産を築くこともできません。そんな先々まで待てず、日々の値動きや損益などが気になりすぎてしまうようなお気持ちの方にとっては、資産運用は不向きだと感じます。

資産運用を始める前に考えるべきポイント

本章では、資産運用をしない方がいい人の特徴に該当せず、興味があるからやってみたい!と感じている方に向けて「資産運用を始める前に考えるべきポイント」をお伝えします。

生活費・貯蓄・借金の状況を把握する

知識が無くても勉強する気持ちがあれば大丈夫とは言いましたが、始める前に考えるべきポイントがあります。その1つが「現状把握」です。例えば、旅行をイメージして下さい。行きたい場所(目的地)があったとしても、今どこにいるかが分からなければ、どうやって目的地に向かうかを考えられません。資産運用も同じ。あなたが、今どういう状態にあるのかを把握できなければ、資産運用の目標にどうやって向かうかを考えられません。そこで考えたいことが、「生活費・貯蓄・借金」などあなたのお金の現在地の把握です。毎月生活費はいくらくらいかかっているのか?収入の中で生活できているのか?貯蓄や資産運用に回せるお金はいくらあるのか?カードローンや自動車ローンなど、借りているお金があるのか?などを把握することが重要です。もし、収入より生活費などの支出が多ければ、まずはそこを改善しなくては資産運用も安心してできません。カードローンのような、金利の高い借金がもしあれば、お財布に穴が空いた状態で資産運用をするイメージとなり、資産の殖え方にも影響を及ぼします。だからこそ、最初は現在地の収支状況や資産の把握をすることが大切です。

資産運用の目標を明確にする

現在地の把握をしたら、資産運用の目標である目的地を決めることが大切です。目的地を考える上で大切なことは、「時間」と「目標金額」です。つまり、「何年後までにいくらを目指すのか」ということです。以前、「老後2,000万円問題」とメディアなどで話題になりましたが、これはあくまでも1つの目安です。1,000万円を目標にすれば良い方もいれば、5,000万円が目標になる方もいます。この金額は、年金など老後に見込める収入と生活費が将来どのくらいかかりそうかというライフスタイルによって変わります。またそれに伴って、どんな資産運用方法を選んで行うかも変わってきます。「何のために資産運用をするのか?」「あなたの目標金額をいくらに設定するか?」将来過ごしたいライフスタイルも加味しながら、資産運用の目標を考えることが大切です。

 自分のリスク許容度を明確にする

収支や資産状況(現在地)を把握し、目標とする金額を決めたら、次にすることは、どのような方法で目標に向けて行動するかを考えることです。例えば、65歳までに3,000万円を目標にするにしても、今30歳の方と50歳の方であれば、目標に向かうプロセスは変わってきます。また、そのプロセスを考える上で、自分の気持ちが落ち着いた状態で、長く継続して行えることが大切になってきます。目標に向かって資産運用している長期の間には、収支がマイナスになる時もあります。ここでいうリスク許容度とは、その時に、どの程度のマイナスであれば、日常生活に支障なく落ち着いた気持ちでいられるかということです。リスクは収益のブレ幅のことだと最初にお伝えしましたが、このブレ幅の大きさを、どの程度までなら受け入れられるか、とも言い換えられます。まったく受け入れられなければ、資産運用をしない方がいい人の特徴でも伝えた現預金だけになり、債券、投資信託、株式になるにつれて、受け入れる必要のあるブレ幅は大きくなっていきます。資産運用は、やめずに継続することが何よりも大切です。だからこそ、目標だけでなく、目標に向かうプロセスの途中でやめずに続けるために、どんな資産運用の方法を選ぶことが無理のない方法になるのかを考えること、リスク許容度を把握しておくことも大切になってきます。

 客観的に自分の状況や適性について考えてみよう

資産運用は魅力的な手段ですが、タイミングや個々の状況によっては適さない場合もあります。本記事で挙げた資産運用をしない方がいい人の特徴に当てはまる場合、まずは準備や知識の習得を優先して下さい。そして、状況が整った時に始めることをおすすめします。


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