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投資のプロに聞いた!コロナショックを乗り切る投資方法は?

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投資のプロに聞いた!コロナショックを乗り切る投資方法は?

新型コロナウイルスの影響で、海外渡航制限など連日報道されています。実態経済への影響も大きく連日株価が乱高下し、リーマンショック以上との懸念も出始めています。

株式相場もパニック状態の中で今やるべきことは何なのか?コロナショックを乗り切るためにはどうしたら良いか?プロの投資家に対策方法を聞いてみました!

投資は、ほぼ初心者の私にも非常にわかりやすく、やるべきことが明確になるアドバイスをして頂きました。

今回は「株式会社資産デザイン研究所」内藤忍さんに「コロナショックを乗り切るための投資方法」についてお話をお伺いしてみました!

内藤忍さん

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1964年生まれ。東京大学経済学部卒、マサチューセッツ工科大学(MIT)経営大学院(スローン・スクール・オブ・マネジメント)修士課程卒(MBA)。大手信託銀行、外資系資産運用会社勤務を経て、1999年にマネックス証券株式会社の創業に参加。同社は、東証一部上場企業となる。その後、マネックス・オルタナティブ・インベストメンツ株式会社代表取締役社長、株式会社マネックス・ユニバーシティ代表取締役社長などを経て、株式会社資産デザイン研究所を設立。代表取締役社長就任。一般社団法人海外資産運用教育協会の代表理事も務める。 著作は30冊を超え、「初めての人のための資産運用ガイド」は10万部のベストセラーに。 早稲田大学、明治大学、丸の内朝大学などで、資産運用に関する講座を開講。 ワインバー「SHINOBY`S BAR 銀座」のオーナーとしての顔も持つ。

参考:https://www.shinoby.net/

コロナショックとリーマンショック

 

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■「コロナショック」について大きな影響で出ていますが、この影響についてどのようにお考えかを教えてください。

 

img_naitoこのような大きな影響を考えるとき、まずは2008年に起こったリーマンショックとコロナショックの違いについて考えていきたいと思います。

 

 

■なぜリーマンショックを考えていく必要があるのでしょうか?count_boy

 

 

img_naito実は私、リーマンショックの時はマネックスグループネット証券で働いておりまして、その渦中におり大変なトラブルに巻き込まれてしまいました。

 

 

count_boy

■私自身、リーマンショックは漠然と「大変なんだな」と思った程度の記憶しかないのですが、当時の状況について詳しく教えてください。

 

 

img_naitoあの当時は金融中心の仕事をしていただけでなく、私自身の資産運用もほぼ100%マネックス証券の金融資産に置いてありました。ですから株価が急落し、自分の資産がガンガン減っていくという状況。仕事も、もちろん大変な状況ですし、プライベートの方もガンガン資産が減っていくというダブルパンチでかなり大きな恐怖感を覚えたのを今でもしっかりと記憶に残っております。

 

count_boy■「ガンガン資産が減っていく」状況は確かに想像しただけで恐ろしくなりますね。リーマンショックと今回のコロナショック、何が違うのでしょうか?

 

 

img_naito今回のコロナショックはウイルスの影響による、ある種の「天災」だと私は思っております。コロナショックについては「株価が割高だった」とか「金融システムに脆弱性があった」など、いろんなことをが言われております。けれども、直接的な原因はこのウイルスということになるわけです。

 

count_boy■コロナショックが「天災」だとするとリーマンショックの原因は何なのでしょうか?

 

 

img_naitoリーマンショックの原因はリーマンブラザーズという証券会社をアメリカ当局が破たんするのを放置してしまったという「人災」だと私は思っています。コロナショックとリーマンブラザーズ、この2つには大きな違いがあると思います。

 

count_boy■リーマンショックでは大変な状況をご経験されたとお話がありましたが今回のコロナショックで影響は出ているのでしょうか?

 

 

img_naito個人的に今回のコロナショックは、実はリーマンショックほどメンタリーにダメージを受けていません。

 

 

■コロナショックではなぜダメージが出ていないんでしょうか?その違いを教えてくださいcount_boy

 

 

img_naito一番大きい理由は私の持っている資産のポートフォリオが変わってきたということにあると思っています。先ほど申しましたように、リーマンショックの時には100%金融資産で持っていました。

 

 

count_boy■100%金融資産での保有から今の資産状況はどうなっているのでしょうか?

 

 

img_naitoリーマンショックからの教訓を活かし、今、私の資産の90%以上は国内外の不動産、あるいは太陽光など、実物資産になっています。

 

 

count_boy■実物資産がメインなんですね。実物資産がメインとなると何が違ってくるのでしょうか?

 

 

img_naito今回の株価下落の影響を受けることはほとんどなく、むしろ、実物資産を買い向かっていこう!それぐらいの気持ちになっている状況です。

 

 

count_boy■同じ投資でも金融資産と実物資産では影響は異なるということなんですね。

 

 

img_naitoやはり、実物資産と金融資産を組み合わせた 分散投資をしていくことがこういった急変、相場の激動には重要じゃないかなと感じています。

 

 

コロナショックの影響は?!現在の株式市場の投資の方法について

 

count_boy■株式市場が変動している今、大きく稼ぐ投資のチャンスと捉える人も多いのではないでしょうか?

 

 

img_naitoこのような状況になってくると底値で買って、上がったところで売る。「安く買って高く売る」ということを実践しようと考える人が出てきます。ただ、これは本当に、非常に難しいんです。

 

 

 

count_boy■やはり難しいのですね。ただ、このような相場で稼いでいる人もいますよね?

 

 

img_naito私は金融機関で25年以上仕事をしてきました。「金融相場のタイミングで儲ける」というのは本当に一握りの人を除いては極めて難しい投資の方法だと実感しています。

 

 

count_boy■では、一般の投資家はどのように投資をしていけば良いのでしょうか?

 

 

img_naitoコロナショックのような、こういった相場の中では「どうやって着実に資産を形成していくか?」というのを考えるべきです。

 

 

count_boy■着実に資産を形成していくためにはどうすれば良いのでしょうか?

 

 

img_naito最も良い方法は「タイミングを考えない」ことなんです。

 

 

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■タイミングは考えない方法とは具体的にどのような方法なんでしょうか?

 

 

img_naito

「時間を分散して投資していく」ということになります。この方法を「ドルコスト平均法」と言います。

 

 

 

count_boy■ドルコスト平均法について教えてください!

 

 

img_naito簡単に説明すると毎月決まった金額をコツコツコツコツ投資していく。景気に左右されず、機械的に毎月投資をするということです。 現在の株式相場における投資法としてはこの「ドルコスト平均法」がベストな方法だと思っています。もちろん、一番安いところで買って一番高いところで売れれば良いんですが、ほとんどの人はそれを実践しようと試みた結果、高値づかみになってしまっているケースが多いんです。

 

count_boy■ドルコスト平均法を使って投資するとどうなるのでしょうか?

 

 

 

img_naito「リーマンショック」以降も様々な相場急落の局面を経験してきました。ただ、「ドルコスト平均法」を使って投資をしていたため、過去の相場急落の局面でも、マイナスになったことが一度もありません。

 

 

count_boy■一度もマイナスになってない!すごいことですよね。ドルコスト平均法が一般の投資家がすべき投資方法ということなのでしょうか?

 

 

img_naito私の中では、ドルコスト平均法は最終的には必ず報われる、成果が100%の投資方法と位置づけています。そのため、今、ここでタイミングを考えて投資をしたり、保有しているものがすでに値下がりしたから株式投資をやめるといったような、短期的な考え方はやめておくべきです。毎月毎月コツコツと引き続きインデックスファンドを積み立てして、資産を形成していく。そうすれば平均的な持値のコストを下げることができるため、将来的に見れば着実に資産を形成できるんじゃないかと思いますので、一般投資家はぜひこのドルコスト平均法での投資してみていただければと思います。

 

投資の神様ウォーレン・バフェットの言葉

 

count_boy■先日、日経新聞にウォーレン・バフェット氏に関する記事が出ていました。ウォーレン・バフェット氏の投資方法について教えてください。

 

 

 

img_naitoウォーレン・バフェット氏といえば「アクティブ運用の神様」として知られています。この記事では「手元に現金が14兆円あり、使い道に困っている。」という話がニュースになっていました。アメリカの株をどんどんどんどん買い、投資によって巨額の富を築いたという、最も尊敬される投資家の一人です。

バフェット氏投資会社、手元資金14兆円に 19年末時点

 

count_boy■ウォーレン・バフェット氏のように一般投資家もアクティブ運用すべきなのでしょうか?

 

 

img_naito実は、彼は自分ではアクティブ運用をしているのにも関わらず、個人投資家達の「どういう運用をしたらいいんですか?」という質問に対して「インデックス投資をしなさい」と勧めています。 彼らはアメリカ人なのでアメリカ株のインデックス 、「S&P500」に連動するインデックスファンドを買いなさいと勧めています。

 

count_boy■なぜ自身ではアクティブ運用をしているのにも関わらず一般投資家にはインデックス運用を勧めるのでしょうか?

 

 

img_naito一見、矛盾しているように感じるかもしれません。ですが、これは実は非常に合理的な考え方と言えるのです。ウォーレン・バフェット氏のような「卓越した投資能力」、「逆境でも逆張りできる」、「長期的な資金の配分ができる」、「強靭な精神力を持っている」、このように優れた能力を持ち合わせている 個人投資家は、ほとんどいないということなんですよね。

 

count_boy■確かにウォーレン・バフェット氏と同じ能力を持っている人なんてほとんどいないですよね。

 

 

 

img_naitoそのため、個人投資家の人たちは自分で銘柄選択をするウォーレン・バフェット氏の投資方法を真似をするのではなく「インデックス投資をする」「銘柄選択をしない」「タイミングを考えない積み立て投資をする」この3つの方法が個人投資家にとってのベストなのではないかはないかとウォーレン・バフェット氏が語っています。私自身も全くその通りだと考えており、日々実践しています。

 

count_boy■ウォーレン・バフェット氏のアクティブ運用は相変わらず順調なのでしょうか?

 

 

 

img_naitoウォーレン・バフェット氏の率いるバークシャー・ハサウェイのパフォーマンスグラフが出ております。ご覧いただければわかる通り、過去20年という期間で見るとインデックスよりも上の成績を残しています。ですが、ここ10年という期間で見てみると、インデックスを下回る数字が続いています。

 

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count_boy■ウォーレン・バフェット氏といえど、アクティブ運用は難しいということですね。

 

 

img_naitoバフェット氏本人でも、アクティブ運用での投資は、苦戦しているということがわかります。 金融市場が不安定な状況である今こそ、投資の神様のアドバイス「インデックス投資をしなさい」を聞き入れ、一般投資家の方たちは自分の投資方法について考えてみる良い機会なのかもしれません。

 

 

株価の急落がなぜか嬉しくなる2つの理由

 

count_boy■今回のコロナウイルスは今のところ収束する気配はないようですが、株式市場での影響はいつまで続くとお考えでしょうか?

 

 

img_naitoしばらくは相場の下押しが続く可能性があると思っています。ただ、このような金融市場は私個人的には非常に嬉しい気分になってしまうのです。

 

 

count_boy■このような大変な状況でも嬉しくなるんですか??その理由を教えてください!

 

 

 

img_naitoその理由は2つあります。ひとつは私のポートフォリオ、資産運用は借入が非常に大きいためです。

 

 

 

count_boy■借入が大きいとなぜ嬉しくなるのでしょうか?

 

 

 

img_naito株価が下がると「金融緩和」が起きる可能性が高いためです。景気のテコ入れのために金融緩和をする可能性が高くなります。金融緩和をすると、どうなるかと言うと金利が下がります。

 

 

count_boy■金利が下がるとどうなるのでしょうか?

 

 

 

img_naito私のようにお金を借りている人にとっては金利が下がるということは「支払いの負担が減る」というポジティブな影響が期待できるということになります。しかも今後、金利が上がる可能性が低くなります。そういった意味でもお金を借りている人達にとってはリスクが低くなり、非常にポジティブな要因と捉えることができます。

 

count_boy■もうひとつの嬉しくなる理由も教えてください!

 

 

 

img_naitoもう一つは「インデックスファンド積立」を行っているためです。私自身、株式投資も続けているのですが、マネックス証券のインデックスファンドの積み立てを15年以上行っています。

 

 

count_boy■インデックス積立をしているとなぜ嬉しくなるのでしょうか?

 

 

 

img_naitoこの積立は明日、明後日、すぐに現金化するわけではありません。そう考えるとむしろ株価が下がってくれた方がポジティブな影響が期待できるということになります。

 

 

count_boy■なぜポジティブな影響が出るのでしょうか?

 

 

 

img_naito株価が下がっている、今のような状況では安く買うことが出来ます。つまり、安いところで買って、将来自分が売るときに高くなっていれば良いんです。ドルコスト平均法の観点からすると株価が下がった時でも淡々と買い続けて購入価格の平均値を下げていくことが重要なんです。そうすれば平均的に安く買えたということになります。 つまり、「株価の下落は安く買えるチャンス」と捉えることができるわけです。

 

count_boy■このように大きな影響が出ていても慌てることない投資方法もあるんですね!

 

 

 

img_naito今回のコロナショックによる株価の下落は個人的には、それほど深刻に捉えておりません。インデックス投資、ドルコスト平均法にはこのようなメリットも期待できるのです。

 

 

コロナウィルスのピンチをチャンスに変える方法

 

count_boy■コルナウイルスに対する世間の反応についてどうお考えでしょうか?また投資の世界ではどのような反応が起こっているのでしょうか?

 

 

img_naito正直、私はコロナウイルスに関する与論やニュースは過剰に騒ぎすぎだと思っております。季節性のインフルエンザに比べると患者数も死亡者数も圧倒的に少ないのにニュースで毎日大騒ぎしている状況。もちろん、これからさらに被害が拡大することもあり得るため、油断すべきではないと思います。ただ、少なくとも今の状況に対しての過剰反応というのがあると思うんです。 この過剰な反応というのは、実は投資の世界にも広がってきております。

 

count_boy■やはり投資の世界でも反応が出ているのですね。どのようなところで影響が出ているのでしょうか?

 

 

 

img_naito例えばRIET(リート)という不動産投資信託があります。ホテル型のRIETが非常に価格が下がってきています。 これはコロナウイルスの影響で宿泊客が減り、収入も減少する。結果として利益が圧縮されるのではないかという懸念から売られているわけです。RIET商品の中には昨年末から2割近く下落しているものもあります。 

 

count_boy■投資の世界でも影響が出ている中、一般投資家はどのように考え、どのように行動していくべきでしょうか?

 

 

img_naito投資の観点からするとこういう過剰な悲観によって売られすぎたものは「買い」のチャンスがあるのではないかなと私は考えています。民泊物件の売却も非常に最近増えており、私のところにも「民泊物件買いませんか?」という話がきています。これもちょっと過剰に反応し、将来を悲観しすぎてるんじゃないかなと思うところです。こういった宿泊施設が撤退すればするほど競争環境が良くなりますから逆にチャンスがあるとも言えるわけなんです。

 

count_boy■今の状況をチャンスに変えることもできるということでしょうか?

 

 

 

img_naitoコロナウイルスは宿泊ビジネスやホテルビジネスにはすごくマイナスではありますけれども、逆にこのピンチをチャンスに変えることもできるんじゃないかという考え方もできるのです。このように考えてみると投資のヒントは身近に存在するんですよね。ぜひ、皆さんも今の状況を考え、ピンチをチャンスに変えられる投資を探すと新しい投資のヒントが見つかるかもしれません。

 

 

まとめ

「投資は長期視点で考える」今回のお話を聞いて、改めてコツコツ投資することの大切さを認識しました。投資と聞くと、どうしても「一攫千金」というイメージが強いのですが、それはほんの一握りの特別な環境にいる人にしか出来ないというお話も強く印象に残りました。

コロナウイルスの影響はいつまで続くかわからない状況ですが、「投資」という視点で考えたとき、慌てることなくコツコツ積み上げ、今この大変な時期を、また未来に向けて準備をして行ってみてはいかがでしょうか?

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