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投信マニア月波のコレ買いたい!第7回 草食投資隊の肉食的挑戦

草食系の投資信託が、肉食的にコスト削減します。

セゾン投信株式会社は「セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド」の運営管理費用(信託報酬)引き下げを発表しました。2018年9月11日より、実質的な信託報酬が年0.68%±0.03%から年0.60%±0.02%(税込/概算)と約0.08%の下げ幅です。
その前は昨年3月に改訂され年0.69%±0.03%からの引き下げでしたから、今回はより大きくコスト削減されたことになります。

規模を拡大しコスト削減に成功

同社はプレスリリース内でその理由を説明しています。「お客さまからの預かり資産の増加によって、当ファンドの投資対象である投資信託証券をより低コストのシェアクラスに変更することができました」とのこと。

このファンドはその名のとおりバンガード社のファンドに分散投資する「ファンド・オブ・ファンズ」という形態をとっています。そのためコストをみる際は、ファンド自体の信託報酬に投資対象ファンドの信託報酬や運営管理費用を加えた「実質的な信託報酬」が重視されるわけです。

バンガード社では同じファンドでも最低投資金額によって「シェアクラス」と呼ばれるグループに分けられ、かかるコストの割合が異なります。もちろん、最低投資金額が大きいシェアクラスほど低コスト。
つまり「セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド」は順調に資産を増やし、投資対象であるバンガード社のファンドをより低コストのシェアクラスで運用できる規模に達したのです。その結果、「実質的な信託報酬」を削減することができました。
請求目論見書を確認すると、投資対象のファンドがすべて「インスティテューショナルプラスシェア・クラス」になっていることが分かります。

投資家たちの力でつかみ取る低コスト

一方、昨年3月の改訂は、ファンド自体の信託報酬の引き下げでした。つまりセゾン投信の取り分の割合を減らしたわけです。当時のプレスリリースによると、こちらもファンド純資産残高の規模が拡大したことで事業が安定し、運用管理費用の引き下げが実現できたそう。

ファンドの規模拡大は、基準価額の上昇というより投資家たちがコツコツと積み立てた結果です。
セゾン投信では「定期積立プラン」の利用者がなんと約7割。彼らの資金が毎月ファンドに流れ込み、安定的に規模が拡大することでコスト削減される好循環になっているのです。

今回のシェアクラスの変更による大幅な信託報酬の引き下げは、セゾン投信の理念に賛同し積立投資を続けた投資家たち全員でつかんだ成果といっても過言ではありません。
これからもセゾン投信は、コツコツ長期に積み立てる「草食投資」の姿勢を崩さず、つみたてNISAやtsumiki証券の追い風も受けて、ますます好循環を加速させてほしいものです。

参考記事:2018年9月10日 セゾン投信株式会社
『セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド 運用管理費用(信託報酬)引き下げのお知らせ』
https://www.saison-am.co.jp/news/_pdf/pressrelease20180910.pdf
2017年3月10日 セゾン投信株式会社
『セゾン投信2本のファンド運用管理費用(信託報酬)引き下げのお知らせ』
https://www.saison-am.co.jp/news/_pdf/pressrelease20170310.pdf

参考:セゾン投信株式会社
『セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド 投資信託説明書(請求目論見書)』
https://www.saison-am.co.jp/fund/vanguard/_pdf/svgb_seikyu_201103.pdf

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