×

ログイン

会員登録はこちら

ファイナンシャルプランナーが伝授! 〜1万円から今すぐ始める!iDeCo(イデコ)&NISA(ニーサ)丸わかり講座│第9回 世界の資産運用フェア パネルディスカッションレポート

世界の資産運用フェアタグ:          

LINEで送る
Pocket

ファイナンシャルプランナーが伝授! 〜1万円から今すぐ始める!iDeCo(イデコ)&NISA(ニーサ)丸わかり講座│第9回 世界の資産運用フェア パネルディスカッションレポート

Session8 ファイナンシャルプランナーが伝授! 〜1万円から今すぐ始める!iDeCo(イデコ)&NISA(ニーサ)丸わかり講座

■日時:2019年2月9日(土) 17:00〜17:30(30分)
■開催場所:大手町サンケイプラザ4Fホール
■モデレータ:内藤 忍
■専門家:山口 京子 氏(ファイナンシャルプランナー)
■レポーター:湯浅 悦範


 

このSessionではiDeCo(イデコ)とNISA(ニーサ)の基本について、ファイナンシャルプランナーの山口京子氏に解説していただきました。2018年からつみたてNISAの制度がスタートして、投資の初心者にとってハードルが下がっており、低コストのインデックスファンドが続々登場しています。つみたて投資を始めるタイミングは早いほうがベターです。

iDeCoとNISAはよく耳にするし、興味はあるけど、まだ開始していない方は必見です。筆者も2018年からつみたてNISA、9月にはiDeCoを開始しました。最初は証券口座の開設や、iDeCoの諸手続きは面倒ですが、始めてしまえば、後はフルオートマチックで堅実に投資ができます。iDeCoとNISAのメリット・デメリットを理解して、ぜひ検討してみてください。

iDeCoのメリットは税制優遇、デメリットは60歳まで下ろせない

iDeCoとは個人型確定拠出年金の愛称で、「individual-type Defined Contribution pension plan」に由来します。その名の通り、自分で作る年金のことで、メリットは以下のとおりです。

①所得控除
②運用実績非課税
③退職所得控除/公的年金等控除
④ノーロード(販売手数料なし)
⑤5,000円から可能

やはり、最大のメリットは①の掛金が全額所得控除になること、②運用実績が非課税(運用益の20.315%が免除)になることだと思います。③の受け取るときの控除ですが、iDeCoは一時金として一括で受け取るのか、年金として受け取るのか選択できます。ぞれぞれ、控除の対象になります。金融機関によっては一時金と年金を組み合わせることも可能です。こういった選択肢の有無もiDeCoを開始する際の金融機関選びのポイントにもなるとのことでした。

一方で、デメリットは以下のとおりです。

①口座管理料(年間2,000円から7,000円)投資したい銘柄が、その金融機関にあるか
②60歳まで下ろせない

①の口座管理料は金融機関によって異なりますが、「管理料にばかり注目するのではなく、投資したい銘柄がその金融機関にあるかどうかの方が重要になるのではないか。」と山口氏はコメントされていました。

そして、iDeCo最大のデメリットである②60歳までに下ろせないということ。メリットが大きいぶん、デメリットもあります。山口氏は「アクセルはついてるけど、ブレーキのないクルマに乗るようなもの」と例えていました。このデメリットとどう向き合うかです。内藤氏によると「60歳まで下ろせないということは、暴落した時期でも、強制的に淡々とつみたてが可能なので、後々はメリットにもなり得る、あの時はバーゲンセールだったのだと。」とデメリットを前向きに捉えていました。

トータルで考えると、個人に与えられた非課税枠(堂々と節税できる枠)をフルに活用しない手はなく、投資デビューとしては最適なのでは、とのことでした。

NISAとつみたてNISAは、iDeCoよりも柔軟

NISAとは少額投資非課税制度のことです。iDeCoとNISAはよくセットで話題になりますが、異なる点も多いです。
NISAとつみたてNISAの特徴は以下のとおりです。

NISA
①運用益非課税(運用益の20.315%が免除)
②運用期間5年間
③年間120万まで
④投資信託、ETF、株
⑤IPOの利益も非課税

つみたてNISA
①運用益非課税(運用益の20.315%が免除)
②運用期間20年間
③年間40万まで
④投資信託、ETF
⑤ノーロード(販売手数料なし)

iDeCoと異なる点は、NISAもつみたてNISAも所得控除の対象にはならないということです。その代わりiDeCoのデメリットである「60歳までの縛り」はないので、柔軟であることがあげられます。

NISAとつみたてNISAの違いは、まず、非課税枠と期間が大きく異なります。NISAは個別株やIPOも選択が可能なので、有望株のキャピタルゲインを非課税で狙うという手法で活用できます。それに対してつみたてNISAは金融庁が指定した低コスト投資信託がメインとなるので、NISAよりも長期的な資産運用をとなります。NISAとつみたてNISAの併用はできないので、どちらかを選択することになりますが、筆者の考えでは投資デビューとしてはつみたてNISAがベタ−なのではないかと思います。

iDeCoとNISAはどちらから?金融機関の選択は?

1M9A7183

では、iDeCoとNISAはどちらを優先して開始するのか?という疑問もよく聞かれます。

山口氏は「50歳を過ぎているのであれば、iDeCoのメリットはさほどない。iDeCoは年収が高い方でればより有利となる。若い方で転職や結婚などライフイベントが不確実である場合は、iDeCoのデメリットが大きくなるので、柔軟なNISAが良いのではないか。」とのことでした。

50歳を過ぎている方の場合、払い込み期間が60歳までなのに、受け取りは加入から10年経過しないとできないため、空白期間が発生するので要注意だと思います。

やはりiDeCoのデメリットである「60歳までの縛り」とどう向き合うか、個人の状況によるのではないでしょうか。

もう一つ、よくある疑問はどの金融機関を選択するかということです。ネット証券はコストが削減されているので、手数料が安く、銘柄のラインナップも豊富です。投資に関して積極的に情報を取り入れることが出来るのであればネット証券がオススメです。一方で大手の金融機関はホームページの内容に力を入れており、対面でも相談できるので、安心感があります。自分が投資に対してどれだけの時間や労力を費やせるのかを考えて選択すると良いと思います。

つみたての威力!買い付けタイミングを考えるのはムダ!

最後に、山口氏と内藤氏から解説して頂いたのは「つみたての威力」について。こんなシミュレーションが紹介されました。

「2008年リーマンショック前から2018年末まで毎月1万円つみたて投資していたらどうなる?」

というものです。毎月1万円なので129万円を投資することになります。結果は以下のとおりです。

①先進国株: 218万円(+81万円)
先進国積立結果

②新興国株: 161万円(+32万円)
新興国積立結果

③世界債券: 157万円(+28万円)
世界債券積立結果

④日本株:  191万円(+62万円)
日本株積立結果

株価の変動に一喜一憂せずに、何も考えず淡々とつみたてをした結果です。内藤氏は「どの会社の銘柄を買うかを考えたり、買うタイミングを考えるのは、やめた方がいい。」とコメント。仮想通貨のビットコインを思い出すと分かりやすいと思います。ビットコインが高騰したときには多くの人が、その可能性を信じて買い付けました。その後、ビットコインは暴落して停滞が続いています。タイミング良く、底値で買うということは本当に難しいことなのです。

何も考えず淡々とつみたてをするということは、暴落時期も強制的に買い付けをすることになります。結果、これがバーゲンセールに大量に買い付けたことになり、回復に差し掛かった段階でプラスに転じることもあるのです。このように、つみたて投資は一般人にとっても失敗の少ない手法です。時間がかかるというデメリットはありますが、時間を味方につけることによりメリットにもなり得るのです。


iDeCoやNISAを始めるには、最終的には買い付ける銘柄を自分で決めなくてはいけません。この点が非常に悩むところです。筆者個人のオススメは①先進国株②新興国株④日本株の組み合わせです。つまり全世界株式のインデックスファンドです。これは、内藤氏のポートフォリオと同じものです。株式は変動も激しいので、そのリスクが許容できないという方は債権も取り入れたバランス型ファンドもアリだと思います。iDeCoのNISAの特徴を理解した上で、長期投資を早めにスタートしてみてはいかがでしょうか!?(取材・文/湯浅 悦範)

1M9A72141M9A7216

LINEで送る
Pocket

第10回 世界の資産運用フェア

第9回世界の資産運用フェア パネルディスカッションレポート

人気記事

「第9回 世界の資産運用フェア」パネルディスカッションレポート

お知らせ

「第9回 世界の資産運用フェア」パネルディスカッションレポート

2月9日に開催した「第9回 世界の資産運用フェア」。今回も多彩なゲストを迎え、全 ...

日本人の“お金とのつきあい方”を根本から変える「お金の増やし方1日集中講座」レポート

お金の増やし方1日集中講座

日本人の“お金とのつきあい方”を根本から変える「お金の増やし方1日集中講座」レポート

日本人の“お金とのつきあい方”を根本から変える「お金の増やし方1日集中講座」レポ ...

お金を増やせないたった1つの理由とは!?〜「お金の増やし方1日集中講座」を受講して〜

お金の増やし方1日集中講座

お金を増やせないたった1つの理由とは!?〜「お金の増やし方1日集中講座」を受講して〜

内藤忍氏とミアン・サミ氏の初のコラボ講座が開催された。筆者も含め今回の受講参加者 ...

> 人気記事をもっと見る